22/10/04 お気に入りの公園
数年前に住んでいた家の近くに公園があった。
家族連れ、走り込みをする学生や野良猫を手懐ける人
夢中でスケボーを走らせる少年たち、トランペットを奏でるおじさん。
緑に囲まれて、鳥や虫の声が心地よい。
私は当時、大切な人と別れてどん底だった。
お互いの考え方の違いから別れを選んだ。
よくある話だ。
たくさん泣いて、別れを選んだことを後悔した。
気付けば涙が目に溜まって、どうしても暗い気持ちから抜け出せなかった。
その時によくその公園を走った。
暑い夏も真昼間から猛ダッシュ。
誰一人いない大雨の中でも、年末も元旦も。
冬の凍えるように寒い朝、星がすごく綺麗で。
走って走って、辛くて、必死で、どうにかして立ち直りたかった。
あれから約3年。
少しずつ傷は癒えて、今では本当に決断して良かったと思える。
別れを選ばなければ、海外の大学に行こうなんて考えもしなかっただろう。
人生何が起こるか分からない。
今日、その公園を通った。
がむしゃらに頑張っていた当時の感情が蘇って、
自分に何が出来るのか、そこを目指してどうするのか、
くだらない思考になる自分の目を覚ましてくれる。
自分はただワクワクする方に向かう。
挑戦することに理由はいらない。
それでも弱気になる時は、またあの場所に行こう。